こんにちは、いなみです。
私は昔は「相手の話は全面的に(こちらが本心ではそう思っていなくても)肯定・共感するのが一番いい」「自分の意見(本心)は言わない方がいい」「そうしておけば人間関係はうまく行く」と思っていました。
確かに表面上はうまくいっているかのように見えるのですが、実は弊害の方が多いことに気づきました。
弊害①相手に本心ではないことが伝わり、かえって不信感に繋がる
「うんうん、その通りだと思う!」
「それが正しいと思う!」
「分かる分かる!私もそう〜」
…と、とりあえず返事していると
それって相手にも本心では無いことが伝わるんですよね。
その通り〜私も〜とその場は肯定しても、本心ではそう思ってないので行動が伴わない。
それで相手が気づいたりします。
そこで相手が何も指摘してこなければその場はとりあえず穏便に収まるけど、相手からしたら不信感。
「本心ではそう思わなくても、とりあえず肯定や共感」は相手を傷つけないための優しい嘘とも言えるのかもしれないけど、積み重なればかえって傷つけることにもなり得ます。
弊害②パワハラやモラハラ等のターゲットになりやすい
パワハラやモラハラまでは行かなくても、それに近い行動(相手を自分の思い通りに支配しようとする)をする人も含みます。
彼らはは、自分の言うことを聞いてくれそうな人を嗅ぎ分けるのがとても上手いのです。
何でも肯定、共感する人はターゲットになりやすいです。
「断らない」「反抗しない」と思われて、理不尽なことをどんどん押しつけてきます。こちらが断ると
「そんな人だと思わなかった。がっかりした。」と怒ります。
周囲の人にも「都合よく言うことを聞いてくれそうな人」と思われてしまいます。
何でも肯定、共感してくれる=優しい、とはならないです。
「何でも肯定してくれる=言うことを聞いてくれる」と思われるとアウト。
一度そう思われてしまうと、それを覆すことは難しくなります(カウンセラーさん談)。
自分を守るためにも、健全な人間関係を築くためにも、何でもかんでも相手の話を肯定せず自分の意見を言うことは大事です。
自分の意見を大事に
何でもかんでも肯定、共感するのがダメだからと言って、相手の話を否定すればいいということではないです!
否定をする必要は全くないですし、真っ向から否定するとトラブルにもなりかねないです。
・自分の価値観や本心から、肯定できることだけを肯定する
・共感できる部分だけを共感する
・肯定も共感もできないところは、「そうなんだね」「そう思うんだね」等肯定でも否定でもないスタンスで聞く
・意見を求められたら「私は〜と思う。」と『私の意見であってあなたを否定しているつもりじゃないよ』という形で伝える
「相手が自分と違う意見を言うと否定されている気がして腹が立つ!」と言う人もいますが、
じゃあ何でも肯定すればいいというわけではないですし
相手と違う意見を言う=相手を否定している、というわけではないです。
(相手の意見を、それは間違ってる!おかしい!直すべき!などと非難するのが否定)
伝え方にもよりますが、相手と違う意見を言うこと自体は否定にはならないので、それを否定と捉えられて怒られてもそれはこちらが悪いわけではないです。
私は今まで、相手と自分の意見が違う場合、自分の意見を伝えることが怖かったのですが、最近になって自分の意見を言えるようになりました。
そして、自分の意見を言っても案外大丈夫なんだ、いやむしろ言った方がいいじゃん、ということに気づきました。
それでダメになる人間関係があったとしても、それはむしろダメになってよかった人間関係だったな、と思うようになりました。
自分の意見も相手の意見も大事にしていきたいものです。
私の経験から学んだこと、私の考えではありますが、どなたかの参考になれば幸いです。
お読みいただきありがとうございました。
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