皆様こんにちは♡いなみです。
人の感情を自分の感情のように思ってしまう…
自分は人よりも感受性が強いのではないか?
そう思ったことがある方、少なくないのではないでしょうか?
今回は私の体験と書籍の内容に基づいて、感受性や共感力の強い「エンパス」について書いていこうと思います。
※かなり長い記事ですので、さらっと読んでいただくだけでもいいですし、興味のある部分だけ読んでいただいても構いません。もちろん、全てじっくり読んでいただけるのも嬉しいです!
- 私は感受性が強い?これは普通じゃないの?
- 「エンパス」とは
- 相手の自分に対する感情に影響される
- HSPとの違いは?
- エンパスの人の体質
- エンパスは生まれつき?
- エンパスの人達は同じ顔つきをしている?!
- エンパスは優しい?
- エンパスの長所と短所
- エンパスは直すものではなく、その人の個性
- 人間関係には人一倍注意が必要
- 色々なタイプのエンパスがいる
- 参考にした本の感想
私は感受性が強い?これは普通じゃないの?
私は昔からドラマや映画を観るのが苦手です。
見終わった後も登場人物の感情を引きずってしまうからです。
主人公や登場人物達の感情をそのまま感じ取って、主人公が苦しい時は私も苦しい、泣いた時は私も泣いちゃう、傷ついたら私も傷つく、幸せな気持ちになれば私も幸せ。
例えば主人公や登場人物が殴られたら自分もそこが痛くなったり、首絞められてたら私も苦しくなったり、体の変化が現れることも。
必ずハッピーエンドになるとわかっているお話(ディズニー映画等)なら見れるのですが
展開が激しいものや終始ハラハラするもの、ラストが予想できないもの、残酷なものやバッドエンドなものだと、何日もモヤモヤした感情を引きずったり体の不調が出ることがあります。
日常生活に支障を来たすため、日常の平穏を守るためにドラマや映画、シリアスなアニメも一切見ないようにして何年も過ごしています。
同じ理由でニュースも極力見ません。
みんなはドラマなどを観た後どうやって気持ちを切り替えているんだろう?とずっと思っていました。
私は気持ちの切り替えが下手なんだと思っていたんです。
先日、職場の人達と話していた時にドラマの話が出たので
「皆さんは、ドラマや映画を観た後はどうやって気持ちを切り替えているんですか?感情を引きずったりしませんか?」
と聞いてみたら…ポカーン😦とされました。
「えー、その登場人物の気持ちになって見たりはしないからなぁ。わーおもしろい、すごーい、そうなんだー、って感じて見てるよ」
とみんなに言われて
自分がみんなと違うんだ、ということに気づいたのです。(今更ですが…)
みんなは主人公や登場人物の感情をそのまま自分の感情のように感じて見ているわけではなく、客観的に全く関係ない他人の出来事として見ているのだと。
私は人よりも感受性が強い、ということです。
人と自分の境目が曖昧で、他人の感情を自分の感情のように感じてしまったり、相手の気持ちか自分自身の気持ちなのかわからなくなってしまうことがあります。
人の気持ちに敏感で、受け取る情報量が多いとも言えるかもしれません。
「エンパス」とは
こちらの本を読んだので、本で学んだことと自分の体験を参考に書いていきますね。
電子書籍で購入しました
「エンパスとは簡単に言えば、共感力(エンパシー)が極端に強い人たちのことです。他人への思いやりや愛情が欠如しているサイコパスはよく知られていますが、エンパスはその真逆とも言える存在です。エンパスは、 5人に 1人いるとも言われています。」
—『LAの人気精神科医が教える共感力が高すぎて疲れてしまうがなくなる本』ジュディス・オルロフ著
人よりも極端に感受性や共感力が強い人のことを「エンパス」と呼ぶそうです。
科学的に言えば、ミラーニューロンの働きが非常に強い、ドーパミン感受性が高い、ということだそうです。
エンパスではない人は、相手と自分の間にはっきりとした境界線があり、相手との間に適度なバリアを張ることができるため相手の感情をそのまま吸収することはありませんが、エンパスの人は相手と自分との間に防御壁を作ることができないのです。
また、エンパスは相手への思いやりが強いです。自分よりも相手の気持ちを優先してしまいがちです。
というより、相手の気持ち=自分の気持ちになってしまうんですよね。
サイコパスやナルシストと言った共感力が欠如している人達も、相手の気持ちを見抜く力はあります。
ですが彼らは相手の気持ちに共感したり、相手の気持ちに寄り添ったりすることはありません。
エンパスかどうか自己診断できるチェック項目が載っているサイトがたくさんありますので、気になる方はそういったものをご覧になっていただけたらと思います。
私はそういったサイトで自己診断すると「エンパスの傾向がかなり強い」「完全なエンパス」と出ます。
ただ、エンパスは「光や音に敏感で人混みが苦手」と言いますが、私は光や音に対しての過敏性はなく、人混みも好きではありませんが苦手でもありません。
相手の自分に対する感情に影響される
私も含めエンパスの人は、相手が自分に対しネガティブな感情を持っていると自分で自分に対してネガティブな感情を持つようになります。
例えば相手が私のことを「ブスで性格が悪い」と思っていたとします。それを例え相手が直接言葉にしなくても、ちょっとした言動で私はそれを感じ取ります。
すると、私も自分で自分のことを「ブスで性格が悪い」と思うようになります。
逆に言えば、相手が私に対して肯定的な感情を持っていれば、私も自分のことを自然と肯定的に捉えられるようになります。
HSPとの違いは?
とても繊細な人たちのことをHSPと呼びますが、こちらは結構有名になっていますね。
HSPとエンパスの違いはそんなになく、HSPの中に「エンパス」が含まれていると考えられているようです。
ただ、私に関してはHSPの要素はないように思います。
繊細というよりもむしろ図太いほうです。
HSPかつエンパスの人も多いと思いますが、私の場合はHSPの要素はなくただ感受性と共感力だけが強い、という感じでしょうか。
エンパスの人の体質
・薬やカフェインが効きやすい
・食べるものに影響を受けやすい
・過食に走りやすい
・依存症になりやすい
・人よりも睡眠時間が必要
・疲れやすい(色々な刺激を受け取りやすいため)
・痛みを感じやすい
・光や音に敏感
・化学繊維などに対して敏感
…といったものがあります。
私は光や音、化学繊維に敏感以外は当てはまっています。
薬もカフェインも麻酔もめちゃくちゃ効きます。
過食に走りやすいのも、依存症になりやすいのも、すぐ疲れるのもエンパスの特徴だったのかな、と思います。
エンパスは生まれつき?
遺伝要因が関係ある場合、関係ないが生まれつき備わっている場合、幼少期の環境や成長過程でそうなる場合があるようで、人それぞれ原因は違いそうですね。
私の場合は生まれつきのように思います。
体質や後述する顔つきの問題で、おそらく持って生まれたものかなと。
ただ親は2人ともエンパスとは真逆のタイプなので遺伝ではなさそう。
エンパスの人達は同じ顔つきをしている?!
こちらはネット情報ですが、エンパスの人には顔の特徴というものがあるようです。
エンパスの女性の顔の特徴は以下の通りだそうです。
・目元が笑っているように見えやすい
・顔のパーツが中央寄り
・顔の輪郭が丸く、幼く見える
・ナチュラルメイクが多い
・唇が厚め
私はこの特徴をそのまま表現したような顔です。このネット記事を見た人は私の顔を見て書いたの?と思ったほどです。
ナチュラルメイクが多いというのは顔の特徴とは違うように思われるかもしれませんが、私の場合しっかりメイクしてもナチュラルメイクに見えてしまうんです。化粧映えしないというのかな。
エンパスが全員こういう顔とは言えないと思いますが、このような顔な人が多い、ということでしょうか。
エンパスは優しい?
エンパスは他者への思いやりがあり、優しいと言われています。
私もそう言われることが多いです。
しかし、どれだけ嫌なことをされてもニコニキ笑って耐えられる、理不尽なことをされてもいいよいいよ、と許せるか…と言われたらそうではありません。
断る時は断りますし、嫌なことをされた時ははっきり言いますし、NOの意思表示をしても相手がお構いなしならキツいことも言います。
それで驚かれたり、逆ギレされることもあります。
『私のような人が、自分の頼みを断るはずない。失礼なことも許してくれるだろう』と思われているからですね。
しかし、嫌なことや理不尽なことをされても何も言わない、黙って許す、というのは決して優しさや思いやりではありません。自分の意思表示ができないだけです。
エンパスの人達は優しいと思われがちですし、実際に優しい人が多いのではないでしょうか。
でも、だからといって理不尽や失礼な振る舞いを何も言わずに許してくれる人ではないのです。
エンパスの長所と短所
長所と短所を簡単に書きます。
長所は、困っている人の気持ちを敏感に感じて寄り添うことができること。
また直感力に優れており、予知能力のようなものがある人もいるそうです。
短所は、相手の感情をそのまま吸収してしまうためにすぐに疲れてしまうところです。
また、刺激に敏感だったり、感情の高ぶりがなかなかおさまらなかったり、物事を強く感じすぎたり大きく捉えすぎてしまうところもあります。
エンパスは直すものではなく、その人の個性
私は昔は当然自分がエンパスだということには気づいていませんでしたが、「人とは感じ方が違うようだ」「感受性が強いらしい」ということには気づいていました。
その特性が自分を苦しめているのだと思い、克服するために試行錯誤したことはあります。
が、エンパスの資質というのは直したり変えたり克服できるものではないのです。
自分の顔や身長を変えることができないのと同じだと思います。
ただ、自分の感情のコントロールの仕方や自分を守る方法と癒す方法を知り、人間関係において気をつけるべきことを気をつければ良いのだと思います。
感受性が強いことで、幸せや素敵なものを人一倍強く感じることができますし、人の気持ちに共感できることは人間関係においてとても大事なことです。
個性なので、悪いものではないですし直す必要はありません。
人間関係には人一倍注意が必要
エンパスの人は「エナジーバンパイア」に狙われやすく、彼らによって自尊心やエネルギーを奪われるため注意が必要です。
でも、彼らの特徴を正しく理解して対応すれば被害に遭うことは避けられます。
「エナジーバンパイア」については今後の記事で書きたいと思います。
色々なタイプのエンパスがいる
長くなりすぎるためここでは省きますが、エンパスにも直感型、身体型、感情型…など様々なタイプがいるようです。複数のタイプの要素を持っている人もいるそう。
また、軽度のエンパスからかなり傾向が強いエンパスまで、程度もそれぞれです。
エンパスだから皆同じ感性、皆同じ考え方、皆同じ性格ではありません。
私に当てはまることが全てのエンパスの方に当てはまるわけではありません。
また、エンパスはその人の個性のひとつなので、エンパスであることだけに捉われる必要はないと思います。
「エンパスなんてない、そんなのただの気のせいだ」と言われることもあるかもしれません。
それは相手の個性を尊重できない、尊重したくない人の言葉だと私は思います。
「エンパスなんて気のせい」と思うのはその人の自由だと思いますが、それの考えを周りの人に押し付けるのは違います。
参考にした本の感想
今回の記事を書くに当たり参考にしたこちらの本です。
エンパスの特徴、恋愛、人間関係や子育て、仕事において大切なこと、エンパスの力を活かすには…ということが書かれています。
エンパスにとってとても優しい内容の本です。しかしスピリチュアルな内容も多く、正直ちょっとついていけないところもありました。
参考にはなりますが、スピリチュアル面は簡単な瞑想以外はちょっと私には真似できないかも。
個人的には、もう少し人間関係においての対策を詳しく知りたかったなあと思います。
内容のほとんどが、「分かる分かる、私もそう!」って感じだったのですが、恋愛の部分だけは違いました。
エンパスの人は相手と親密になるのが怖く、親密さを避けたい、より多くの1人の時間が必要だ、と書かれていて
恋人やパートナーがいる人に対して「1人の時間の確保の仕方」が書かれています。
確かに、相手と親密になることで相手の感情をより強く受け取るようになったり、相手の行動や言葉により敏感になるのは怖い気もします。
でも私は好きな人とはベッタリしたいタイプで、できるだけ多くの時間を一緒に過ごしたい、と思います。だからそこは私には当てはまらないかな。
でも1人の時間の確保が必要なのは分かる気がします。
ネガティブなエネルギーを撃退する方法、依存症の克服方法、人間関係の築き方、エナジーバンパイアの特徴やその対応の仕方について書かれていたのはとても参考になりました。
お読みいただきありがとうございました^^
次回は、エンパスにとって注意が必要な存在であるエナジーバンパイアついて書こうと思います。
ではまた♡
エナジーバンパイアについての記事⇩