皆様こんにちは、いなみです。
前回の記事でナルシストの特徴について書きました。今回はナルシストとの関わり方や対処法を書いています。
前回の記事⇩
※長い記事ですので、さらっと読んでいただくだけでも、興味のあるところだけ読んでいただくだけでも構いません。もちろん全部読んでいただけるのは嬉しいです!
- エンパスはどうしてナルシストを引き寄せるのか
- ナルシストを初対面で見抜くことはできる?
- 相手はナルシストかもしれない…?と疑った時の対応の基本
- ナルシストからは逃げるべき?
- 彼らと一緒にいてこんな気持ちになるなら要注意
- 相手がナルシストだと気づいたら…ナルシストとの関わり方
- 共感を求めない、愛情を期待しない
- 自分のことをわかってくれる、自分のニーズを満たしてくれることを期待しない
- ナルシストに親密さを求めない、必要以上に関わらない
- 自分の弱みを見せない、自分の情報をできるだけ与えない
- ナルシストの言うことをそのまま信じない
- 外面に騙されない、自分の直感を信じる
- 無視されたり不機嫌になったら「何かあるならはっきり言って欲しい」と伝える
- 断って欲しい時は断って欲しいと伝える
- 相手に合わせ過ぎず、自分の意見をはっきり言う
- 責められた時の対応
- 傷ついたことや悲しかったことはそう伝える
- 自己嫌悪にならず、「この人はこういう人だ」と思うようにする
- 矛盾していることや意見がコロコロ変わる時ははっきり聞く
- 対等な関係になろうとしない
- 頼みたいことがある時は相手のエゴを満たす形で提案する
- ナルシストが変わることはあるのか?
- 最後に
- 参考文献
エンパスはどうしてナルシストを引き寄せるのか
「エンパスもナルシストも心の問題を抱えており、引き合ってしまう」「エンパスは人を信じやすいから」という見解も聞きますが、私の見解は以下です。
「ナルシストは意のままに操れそうな相手を見つけるのが非常に上手い。その意のままの操れそうな人種が、エンパスだから。」です。
根拠はなく私個人の見解ですが、これもかなりあるのではないかと思います。
ナルシストを初対面で見抜くことはできる?
ナルシストを初対面で見抜くのは至難の業です。どんなにナルシストに慣れていたとしてもかなり難しいです。
しかし、親しくなって数ヶ月経てば彼らは徐々に本性を現し始めます。その時に必ず前回の記事に書いたような行動があるはずです。
冷静に観察すれば、必ず気づくことができます。
相手はナルシストかもしれない…?と疑った時の対応の基本
信頼できると確信するまで心を開かない
知り合った相手がナルシストかもしれない。
ナルシストの疑いがある。
そう思い始めたら、「この人は信頼できる」と確信するまでは心を許さない、優しさや愛情を示さないことです。数ヶ月は心を許さず様子を見ます。
これが基本になります。
とはいっても、警戒し過ぎもよくありません。
警戒しすぎは相手にも気づかれてしまいますし、警戒心が強すぎるとどうしても相手への態度が攻撃的になってしまいます。
警戒心は持ちつつも相手を疑うことを言ったり攻撃したりはせず、「相手の言うことは半分信じて半分信じない」というスタンスで接します。
しかし、モヤっとしたことやおかしいと思ったことは指摘し、はっきり聞きましょう。
また、何でも相手に合わせてはいけません。相手の機嫌をうががわず、常に自分の気持ちに目を向けて自分の気持ちを伝えるようにします。
自分の意見を大切にして伝えてこそ、相手の意見を受け入れられるようになります。
これは初期だけではなくどの段階でも、そして相手が誰であっても大切なことです。
自分の意見を伝える
自分の意見を主張することは、ナルシストから身を守るために一番大切なことです。
「自分の意見を言うなんてわがままではないか。自分の意見よりも相手の意見に合わせるのが一番なのではないか」と思う人もいるかもしれませんが、そうではありません。
自分の意見を伝えられるようになることで、相手の意見を大切にできるようになるのです。
自分の意見に目を目を向けられるのは、自分しかいません。
自分の気持ちを我慢して相手に合わせていると「相手も私のために〇〇してくれるはず」「私が我慢しているのをわかってくれているはず」という見返りの気持ちが生まれてしまいます。
また、自分の意見を言わない人は「優しくていい人」と思われるわけではありません。「利用される人」「都合のいい人」になってしまいます。
自分の意見を言うのは、ナルシストとの関係に関わらず人間関係において大切なことです。
必ず相手がそれに応えてくれるわけではありませんが、自分の気持ちを知ってもらうことは大切です。
また、自分の気持ちを伝えた時の相手の反応で相手がどんな人なのかがわかってきます。
ポイントは、相手を責めず明確で簡潔に伝えることです。
「私は〜と思う」という形で主語を自分にすること。そしてなるべく簡潔に、言いたいことを遠回しではなくストレートにはっきり伝えることです。
気を使いあれこれ枕言葉やフォローの言葉を入れ過ぎると、正しく伝わらなくなってしまいます。
自分の気持ちは言わず、何でも相手のしてほしいことを汲み取って合わせていると、一見うまく行っているように見えます。
しかし、それは相手の思い通りになっているだけであり、見えない上下関係ができていきます。
ナルシストへの対応で絶対にNGなこと
ナルシストの言いなりになること、思い通りになることは絶対にしてはいけません!
「ナルシストは相手を思い通りに動かしたくて、相手が思い通りにならないと不機嫌になるんだから、彼らの思い通りに動いた方がいいのではないか?」と思うかもしれませんがそうではありません。
我慢して言いなりになり、ナルシストの思い通りに動くと、我慢や言いなりが当たり前になりどんどん無理なことを求められるようになります。
限界になって「やっぱり無理…」と言うと、ナルシストはがっかりして責め立てたり、受動攻撃(※詳しくは前回の記事を参照)をしてきます。無理矢理にでも思い通りに動かそうとしてくることもあります。
また、「こいつは私の機嫌を取っている」と思われると見下されます。
どんどん自分の価値を下げられていき、ぞんざいな扱いになります。
そうなると当然自尊心が低下します。その結果、更なるナルシストを引き寄せてしまうことになります。
繰り返しになりますが、ナルシストの言いなりにはならず、自分の意見をはっきり言いましょう。
責められても全面的に受け入れず、悪いところだけを謝り、相手に非があれば恐れず指摘します(ただし、非を認めてもらうことや謝ってもらうことを期待してはいけません)。
ナルシストからは逃げるべき?
相手がナルシストだと確信したら、その人とは関係を一切断ち関わらないようにしましょう。
大体どの本にもそう書かれています。
…と言うのは簡単なのですが、現実は難しい場合が多いです。
ここからは完全に私個人の見解になります。
ナルシストはどこにでもいます。
家庭、学校の友達、先生、職場、上司、恋人、夫婦、ママ友、ご近所さん…
簡単に関係を切れないケースも多いです。
また、すでに相手に心を許してしまって関係が出来てしまっている場合決心がつかなかったりします。
また、ナルシストも程度が様々です。
軽度のナルシストであれば、適度に距離を置き適切な関わり方をすればそれなりに良い関係を築ける場合もあります。
関係を切りたいと思っていて、切れる関係であればすぐに切った方がいいことには間違いありません。
しかし、ナルシストとは全員今すぐ縁を切るというのは難しいのです。
関わらざるを得ない場合、関わると決めた場合は「彼らと関わる目的」をはっきりさせておきます。
そして、その目的と関係ないところでは深く関わらないことです。
しかし、パワハラやモラハラなどに発展している場合、心が壊れていると感じた場合、身の危険を感じた場合はすぐに逃げてください!
彼らと一緒にいてこんな気持ちになるなら要注意
心が壊れ始めているサインです。
・いつも不安である
・満たされない気持ち、不満でいっぱいになる
・感情が不安定になる
・喧嘩が絶えなくなる
・ちょっとしたことで「嫌われるかもしれない」と不安になる
・自信がなくなる
・「自分の話を聞いてもらえない」と感じる
・自分が無価値に思えてくる
・自分の悪いところばかりが出てしまう
・自分は何もできないような気がする
・自分で判断、決断ができなくなる
逆にあなたを大切にしてくれる人といるとこんな状態になります。
・気持ちが安定し、穏やかに過ごせる
・前向きになり、色んなことにチャレンジできる
・自信が持てる
・自分の良いところが発揮できる
・「自分の話をいつでも受け止めてもらえる」という安心感がある
・喧嘩が長続きしない
・自分の気持ちをいつでも話して大丈夫だと思える
・相手の気持ちを受け止める余裕がある
・自分には価値があると思える
人は、自分のニーズを認めてもらえると安心でるからこそ、相手のニーズを尊重できるのです。
自分を犠牲にして一方的に相手の欲求だけを受け入れ続けることはできないのです。そういう関係は、ちょっとしたきっかけですぐに破綻します。
相手がナルシストだと気づいたら…ナルシストとの関わり方
共感を求めない、愛情を期待しない
人間は皆共感力や愛情を持っているものだと信じたいもの。感情豊かな人や愛情深い人ほど、そう思ってしまいます。
しかし、彼らは共感力や愛情を持っていません。とても冷酷なのです。
相手を手に入れる時や相手が離れていくときに「共感のようなもの」「愛情のようなもの」を示しますが、それは相手の心を手に入れるための手段であり、相手が手に入れば再び冷酷なナルシストに戻るのです。
彼らは人の皮を被った悪魔だ、くらいに思っておいた方がいいです。
また、自分の弱点や弱みは話さない方がいいです。あまり自分の情報を話しすぎないようにしましょう。
自分のことをわかってくれる、自分のニーズを満たしてくれることを期待しない
ナルシストは相手のことに興味がありません。
自分という人間に興味を持ってくれている、と期待するのはやめましょう。
そもそもナルシストに興味を持ってもらう必要はありません。
自分の性格をわかってくれるだろう、ちゃんと伝えれば気持ちをわかってくれるはず…という期待もしてはいけません。
(伝えることは大事ですが、受け入れてくれるという期待はNGです)
期待するほど傷つくことになります。
して欲しいことやして欲しくないことを約束しても、守るのはごく最初のうちだけです。すぐに破ります。
ですので「こういう時はこうして欲しい」「○○はしないで欲しい」と約束させるのではなく、その都度伝えます。
何度伝えても守ってくれないことに対しては、それ以上求めないようにします。
悔しいですが、それをしてくれなくても「彼らと関わる目的」が達成できるなら割り切りましょう。
ナルシストに親密さを求めない、必要以上に関わらない
親密になることを避けたがる彼らは、こちらが親密さを求めると冷たくしたり突き放そうとします。
彼らは親しくなればなるほど、逃げたくなります。
人は親しくなった相手やパートナーには心を許したい、もっと親密になりたいと思うのは自然なことです。しかし、彼らにはそういったことは期待できません。
逆に彼らに冷たくされたり突き放されたりしたら親しくなった証拠とも言えます。
思い出してください。危険な彼らと関わると決めたのであれば、何か目的があるはず。
その目的のために親密さは必要はないはずです。
必要以上に関わらず、近づきすぎず、親密さを求めることを言わない。
物理的にも心理的にも適度に距離を置いて関わるようにします。
自分の弱みを見せない、自分の情報をできるだけ与えない
弱みや自分の思いがけない情報につけ込まれることがあります。
自分の意見を言うことは大切ですが、自分の身の上話や個人情報はナルシストにはできるだけ話さないようにしましょう。
そういう話は「この人は信頼できる」と思った人にしか話さない方がいいです。
幸い、彼らは他人のことに興味はないのでこちらから話さなければ向こうから聞いてくることもないと思います。
ナルシストと話す時は相手の話を聞くか、他愛もない話だけにしておきます。
ナルシストの言うことをそのまま信じない
ナルシストは都合の良いように話します。
自分を良く見せるためだったり、相手を利用するためです。
彼らの話は全て本当かどうかわかりません。
全部信用してはいけません。
ナルシストの言うことは「半分嘘で半分本当」「その時の気分で喋っている」と思って聞き流すのが一番です。
「本当のことを言って」と言っても、ナルシストには嘘をついている自覚はないため『本当のこと』は話してくれません。
本当か嘘か、こちらが見極める必要があります。
外面に騙されない、自分の直感を信じる
外見が良くても、話が面白くても、表面上優しくても、ステータスがあっても、その人をすぐに信じ切ってはいけません。
本当に魅力的な人というのはそういう人ではありません。愛情に溢れ、相手のことを思いやれる人、お互いの気持ちを尊重し合える人です。
外面や周りの評価がその人の本質とは限りません。自分の直感で感じたことを大切にしましょう。直感は侮れません。
無視されたり不機嫌になったら「何かあるならはっきり言って欲しい」と伝える
ナルシストはまるで「察しない方が悪い」かのような振る舞いですが、それは違います。
察してもらうまで待つのではなく自分のして欲しいことは伝える義務があります。
自分の気持ちを伝えることはコミュニケーションにおいて大切です。
ナルシストは都合の悪いことは曖昧にしたがりますが、何でも察してあげているとナルシストの求めるレベルがどんどん上がっていく上に察しないと逆ギレしてきます。
「何かあるなら、私ははっきり伝えてくれる方がありがたいの。」と聞きましょう。
ただ、ナルシストが本当のことを言ってくれるかどうかはわかりません。それでも、言うことが大事なのです。
断って欲しい時は断って欲しいと伝える
前回記事で書いた通り、ナルシストは断るのが苦手な傾向があり、その気がないのに期待を持たせます。
期待を持たされて振り回されるのは精神的にも時間的にも負担です。
約束をしたのにいざ具体的に計画しようとするものらりくらりとかわされる、「でも〜なんだよね」と渋るようなことを言ってきたら、「ちゃんと計画立てたいの」「それならこうしたらどう?」など一度はこちらも食い下がってみます。
それでもかわされたり渋ったりするようなら
「その気がないなら、はっきり断ってくれた方がよっぽどありがたいな。楽しみにしててやっぱりダメ、ってなる方がショックだから」と言います。
相手に合わせ過ぎず、自分の意見をはっきり言う
相手に合わせることが美徳という風潮はありますが、合わせすぎはよくありません。
これは相手がナルシストではなくても大切なことです。
相手を喜ばせるために思ってもないことを言わない、聞かない。
嫌なことは理由を添えて嫌だと伝えます。
相手を喜ばせるために思ってもいないことを言ったり、嫌なことを我慢すると相手もそれが当たり前になり自分の首を絞めます。
後になってから「やっぱり…」と切り出すと相手はがっかりして怒ってきます。
また、ナルシストを喜ばせようとしても喜ぶとは限りません。逆に不機嫌になることもあります。
彼らの機嫌のツボは本当に謎なのです。
本心ではないことを言ってナルシストとの関係が拗れるのは無駄な労力になってしまいます。
特にエンパスは、相手の気持ち=自分の気持ちとなってしまいがちで、相手にとって都合の悪い自分の思いには蓋をしてしまうところがあります。
ナルシストの言動に対し、自分はどう思ったのか?どうしたいのか?本当の自分の気持ちに目を向けるようにしましょう。
人との関わりの中でこれだけは大切にと思うものは何かを思い出しましょう。
相手の言葉をそのまま受け入れるのではなく、相手の言葉を受け止めつつ、自分の意見を簡潔に明確に伝えるようにします。
責められた時の対応
責められた時、やってはいけないのは全面的に謝って相手の機嫌をとることです。完全に相手の支配下に入ってしまいどんどん価値を下げられます。
自分が悪かった点だけを謝ります。
相手が必要以上に責めてきたのなら、「それ以上は言われる必要はない」と伝えます。
例「そうなんだ、確かに○○したのは私が悪かった、ごめんなさい。でも、それで人格を否定するのは違うと思うしそこまで言う必要はないと思う。」
傷ついたことや悲しかったことはそう伝える
「私は〇〇されるのは傷つく」「そう言われると悲しい」と正直に伝えましょう。
これは相手を責めている言葉ではなく、自分の感情を伝えているのです。堂々と言いましょう。
ナルシストは、「そんなことで傷ついたり悲しくなるなんておかしい!」「君の受け取り方に問題がある。考え方を変えた方がいい」と言うかもしれません。
そう言われても「うん、そうだね…」と折れてはいけません。「こいつは責めればすぐ折れる。こう言えばこっちが何をしても反論して来ない。」と思われてしまいます。
そう言われても、「それでも私は傷ついている。そう言われても納得いかない」「あなたを責めているわけではなく、私の気持ちを聞いてほしいの」と、「自分の気持ちを伝えたいのだ」ということを伝えます。
やってはいけないのは
怒って責め立てること、顔色を伺いながら言うこと、理詰めにすることです。
怒って責め立てたらナルシストはそれ以上に怒って責め立てます。口が立つナルシストに勝てる見込みはないので傷つくだけになります。
顔色を伺いながらビクビクして話せば、「お、顔色伺ってるな。これは強く言うか不機嫌になればこっちのもんだ」と思われてしまいます。
また、ナルシストの言い分はめちゃくちゃで理屈が通っていないことが多いので論破することは簡単なのですが、論破されると彼らは「負けた」と屈辱的な気持ちになります。ナルシストにとってプライドは命よりも大切です。プライドを傷つけられたと思い込み、とんでもない反撃をしてくることがあります。
堂々と、冷静に、理屈ではなく自分の感情を簡潔に明確伝えることがポイントです。
ナルシストは簡単に受け入れてはくれませんが、きちんと伝えることができればそれで100点です。
自己嫌悪にならず、「この人はこういう人だ」と思うようにする
ナルシストに見下されても否定されても、「私がダメなせいだ…」「私以外の人には優しいのかもしれない…」と思ってはいけません。
彼らは誰に対してもそうなのです。
共感力と愛情がないのです。人の心がないのです。
「私は大切にされる権利がある。でも彼らには大切にする能力がないだけ」と思うようにします。
矛盾していることや意見がコロコロ変わる時ははっきり聞く
ナルシストはその時の自分の都合で言うことややることがコロコロ変わることがあります。
その時は「こういう時はこうすればいいんだよね?」「この間は○○って言ってたけど今は違うの?」「私はその時によって言われることが違うと混乱してしまうの」と聞きましょう。
対等な関係になろうとしない
前回の記事で話した通り、ナルシストには対等な関係という概念がなく、相手を自分より上か下かでしか見ていない傾向があります。
ナルシストは、当然自分よりも下だと思った相手をターゲットにします。
自分より下とみなした相手から「対等」を求められると、自分が見下されている気分になるのです。
彼らにとっては、相手が下、自分が上であることが対等だと思っているのです。
だからといってこちらが上になるのは難しいことが多いです。彼らが全面的に上とみなすのは権力や地位がある人、女性であれば容姿やスタイルが抜群に優れていてハイスペックなパートナーがいる(いたことがある)人です。
だから彼らより下でいましょう、ということではありません。むしろ、全面的に下になってはいけません。
対策は、時と場合によって立場を変えることと、必要以上に下の立場にならないことです。
例えば、「○○に関してはあなたより私の方が得意、でもこの点に関してはあなたの方が上、△△に関しては無関係」という感じで、
「人として上」「人として下」と全面的に考えるのではなくピンポイントで上になる点と下になる点を作ることです。
また、相手にマウントを取られても必要以上にへりくだったり自分を無価値だと思ってはいけません。「ここまで言われるのはいいけど、これ以上は言われたくない」という境界線を自分に対しても相手に対しても引きましょう。
これで全面的に下になることを防ぎます。
頼みたいことがある時は相手のエゴを満たす形で提案する
ナルシストに何かをして欲しい場合は、これしか方法がありません。
「あなたがこれをしてくれたら、あなたにもメリットがある」ということを伝えます。
ナルシストが変わることはあるのか?
彼らはどんなセラピーを受けても、カウンセリングを受けても変わることはありません。
愛情で包み込んでも変わることはありません。
自分が愛を伝え続ければ変わるのではないか?自分が変われば彼らも変わってくれるのではないか?と思いたくなるかもしれませんが、誰が何をしても変わることはありません。
彼らが変わることを期待してはいけません。
最後に
ナルシストとの関わりは危険と心の負担を伴います。
それでも彼らと関わりたいのか、本当に逃げる方法はないのか、よく考えていただきたいです。
関わりを切れない、または関わると決めたのなら、自分の心を守ることを第一にしてください。
また、ナルシストに心を壊された方へ。
あなたの考えや行動、ニーズが間違っているわけではありません。あなたの考えや行動は当然のもので、ニーズも正当なものです。自分の意見や感じたことを一番に大事にしてください。
今回は本で読んだ知識と、自分の経験を元に書きました。私は専門家でありません。
ここに書いたことが絶対ではく私個人の見解として捉えていただければと思います。
お読みいただきありがとうございました^^
ではまた!
参考文献