皆様こんにちは。いなみりかです。
今回は医療従事者として言いたいことを書きます。
あくまで私の考えなので、これが全てではないことはご承知おきくださいね。
前半ではコロナの現状と人々の意識の現状、
後半では受診の目安や感染予防策について書いています。

- コロナはまだ終わっていません
- マスク批判
- 「自分は絶対コロナじゃない」
- コロナに対する意識の低さ
- 私がおすすめする受診の目安
- 受診せず様子を見てOKな場合
- 発熱していなくてもコロナ陽性は普通にあり得る!
- コロナ陽性の患者さんに多い症状
- 感染予防のために
- そんなこんなで夫がコロナ陽性に
コロナはまだ終わっていません
「もうコロナは終わった」
「今の時代コロナにかかるのは、ごく一部の高齢者だけ」
そう思っている方がとても多いように思います。
患者さんの話を聞いていると
「コロナってもう終わったと思ってました、まだいるんですか?」
と言う人も少なくなくありません。
もちろん、コロナはまだ終わっていないですし、定期的に流行しています。
ここ最近もコロナがかなり流行しており、私の住んでいる地域でも毎日100〜200人前後がコロナ陽性と診断されています。
高齢者のみではなく、若い世代でも多く見られます。
私の勤めているクリニックでは、風邪症状の患者さんには基本的にコロナの検査をするのですが、ここ最近は風邪症状や発熱で来られる患者さんはほぼ100%コロナ陽性ですね…。
テレビでもコロナは流行していると報道はされていますが、以前ほど大々的には報道されず、大衆の意識も薄れているように思います。
マスク批判
最近、SNSで
「もうコロナは終わったのに、マスクしてる人って何なの?」
という投稿を見かけたことがあります。
しかも、その投稿に対して
「マスクして口元を隠すと若く見えるからだよ」
「よっぽど特殊な重症な人なんだよ」
「ちょっと精神的に問題がある人なんじゃない?」
など、偏見のある返信がついており、がっかりします。
まだコロナは終わっていませんし、それに加えて百日咳も流行中です。
感染予防のためにマスク着用は推奨されていますし、個人の判断ですから、マスクをしている人が批判されるのはおかしな話です。
ちなみに、マスクを着用している人は、若く見せたい人でも特殊な人でも精神的に問題がある人でもなく、
・感染を予防したい人
(普段から意識の高い人、妊婦さん、抗がん剤治療後で免疫力が落ちている人、基礎疾患のある人など)
・今自分に症状がある、家族に感染者がいる
・医療従事者
・通年性のアレルギー
などの人が大半でしょう。
コロナや百日咳の流行している今、人が多い場所で予防のためにマスクをすることは、むしろ賢い選択です。
どうかマスクを着用している人を批判したり偏見の目で見るのは控えてくださいね。
ちなみに、今の時期は熱中症のリスクもあるため屋外では無理につける必要はありませんが、
電車の中など密になる屋内では感染予防のため着用をおすすめします。
「自分は絶対コロナじゃない」
私の勤めているクリニックでは、風邪症状の患者さんには直接受診せず、まず電話をかけてもらうようにしています。
電話で看護師が症状を聞き取り、医師に報告。
発熱している人や喉の痛みや倦怠感の症状が強い人は、院外の発熱外来でコロナの検査をします。
電話で患者さんの症状を聞き取り、「医師の判断でコロナの検査をします」と伝えると
「いや、自分は絶対コロナじゃないです」
「この症状でコロナは有り得ない」
「検査は必要ありません。私はコロナじゃないですから」
と言う方が時々います。
コロナは、症状だけで判断ができません。検査をしないとコロナかどうかはわからないのです。
(ちなみに、上記のような方は医師から説得してもらいます。医師と喧嘩する人もたまにいますが…)
コロナに対する意識の低さ
「もうコロナは終わった」という思い込み(願望)から、
・発熱があったり風邪症状が強くても受診しない
・検査を拒否する
・熱や症状があっても出勤したり旅行に行って周りにばらまく
・マスクをしない
・手洗いうがい、アルコール消毒など、感染予防行動をしない
一人一人のこういった行動で、コロナが広まっているのだと思います。
しかし、ちょっとでも風邪症状があれば家から出ちゃダメ!わずかな症状でも速攻で受診して!家族にコロナがいる人も絶対家から出ちゃダメ!
…と言いたいわけではありません。
風邪症状の人が全員コロナではないですし、
ほんのささいな症状だけですぐに受診しても医療機関側はできることがありません。
現在コロナは5類感染症となっているため、
家族にコロナがいても、隔離をして、自分は症状や発熱がなければ家に閉じこもる必要もありません。
(でも外出時はマスクを着用してくださいね)
大げさなことは必要ありませんが、
一人一人が少し意識を変えるだけでも、大きく変わるのではないかと私は思います。
それでは、受診の目安を書きていきます。
私がおすすめする受診の目安
ひとつでも当てはまったら受診をおすすめします。
・喉の痛みやイガイガする感じが強い
・倦怠感、関節痛がある
・発熱(37.5℃以上)がある
・鼻水、咳などの風邪症状がひどい
ただし、症状や熱が出てすぐ受診し検査をしても、タイミングが早すぎるので正確な検査結果が出ません。
症状や熱が出てから6〜8時間以上空けてからの受診がおすすめです。
(タイミングが早過ぎて偽陰性になると、また時間を空けて再検査が必要になるので二度手間です。)
受診せず様子を見てOKな場合
・喉や鼻の症状はあるが軽度(薬を飲まなくても平気なくらい、または市販薬を少し飲めば落ち着く程度)
・発熱がない
・コロナ陽性者との接触がない
この3つを全て満たしていれば様子見で、受診は不要だと思います。
心配な方はかかりつけの医療機関に電話して受診がしたほうがいいか相談してください。
ただし、症状があればマスクを着用しましょう。
何日も続いたり、悪化するようであれば受診をお勧めします。
また、家族にコロナが出ても、自分は無症状で発熱もなければ、受診は不要です。
コロナ陽性者との接触があっても自分は無症状の場合、保険診療上検査することができません。
心配な方は市販の検査キットを使って検査してもいいとは思いますが、症状が出てから検査する方がいいかなと個人的には思います。
発熱していなくてもコロナ陽性は普通にあり得る!
最近コロナ陽性になる患者さんの傾向として、
熱が出ないか、出たとしても微熱
という傾向があります。
喉の痛みや倦怠感だけというパターンです。
高熱が出る患者さんももちろんいるのですが、ここ最近は微熱か熱が出ない方が半数以上いるように思います。
コロナ=高熱というイメージを持っている人が多いですが、必ずしも熱が出るわけではありません。
コロナ陽性の患者さんに多い症状
私の勤務先のクリニックでコロナ陽性の患者さんに多いのは
・喉の痛みが強い
・倦怠感、関節痛がある
上記の症状はコロナ患者さんに頻繁に見られます。
また、時々、風邪症状に加えて胃腸症状がある方もいます。
お通じが緩い、気持ち悪い、という方も私の体感5〜6人に一人くらいいるように思います。
「胃腸症状があるからコロナではない」と自己診断せず、喉の痛みや倦怠感、発熱があれば受診をおすすめします。
感染予防のために
・手洗い、うがいを行う
・手洗いができない場面ではアルコール消毒をする
・屋内の人混みではマスクを必ず着用する
・屋外でも、かなり密になる場合はマスクを着用する
自分だけは絶対かからない!大丈夫!という謎の自信はいりません。
ここ最近コロナが本当に増えています。
あまり神経質になる必要はありませんが「明日は我が身」という気持ちを頭の片隅に置いておくことが必要なのではないかと思います。
※この記事に書いてあることは、あくまで、医療機関で働いている「私個人」の考えですので、これが全てではなく、参考程度にお願いいたします。
そんなこんなで夫がコロナ陽性に
夫も、最初熱が出た時は「コロナじゃないと思う」と言い張ったんですよ
何の自信なんでしょうか?
解熱剤を飲んで熱が下がったら明日は仕事に行くと言うので
いやいや、今コロナめちゃくちゃ流行ってるから明日の朝病院に行って現在して来て!
と言ったら、案の定コロナ陽性。
(出勤して職場でばら撒かなくてよかった)
今のところ私と子どもたちは症状も熱もなく無事ですが、
小さな子どもがいたりするとなかなか隔離が難しいことがありますし、
家だと病院と違ってこちらも完璧に感染予防できるわけではない…
しかも夫は発熱してからしばらく何も言わなかったのでその時点でもう隔離ができてない。
なので私も多分危ないと思います。
皆さんもお気をつけて(>_<)
それでは、また次の記事で*